屋根の工事は、地上から仕上がりを確かめにくい工事です。どの業者に頼むかで、工事の中身も費用も大きく変わります。この記事では、屋根の修理・葺き替え・カバー工法を頼む業者を選ぶときに、確かめておきたい点をまとめます。
1. 建設業許可(屋根工事業)を持っているか
工事の請負代金が税込500万円以上になると、建設業許可が必要です。屋根の工事なら、許可の業種は「屋根工事業」です。500万円未満の修理なら許可がなくても請け負えますが、許可を持つ業者は、経営の経験や技術者の配置などの条件を満たしたうえで、都道府県や国の審査を通っています。
確かめ方
- 名刺やホームページに「〇〇県知事許可(般-〇)第〇〇〇〇号」のような許可番号が書いてあるか
- 国土交通省の「建設業者検索システム」で、許可番号や会社名から、許可の業種に「屋」が入っているかを確かめる
- 当サイトは、屋根工事業の許可を持つ全国38,000社以上を、市区町村ごとに載せています
2. 見積書の中身が分かれて書いてあるか
「屋根工事一式」とだけ書かれた見積書では、何にいくらかかっているのかが分かりません。少なくとも、次の項目が分かれて書いてあるかを見ます。
- 足場(設置・解体)
- 既存の屋根材の撤去と処分(葺き替えの場合)
- 下地(野地板)と防水シート(ルーフィング)
- 新しい屋根材の種類・メーカー・商品名
- 棟板金・雨どいなど、付帯する部分
同じ条件で2〜3社から見積もりを取ると、金額だけでなく、工事の範囲の違いも見えてきます。
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3. 現地調査で屋根に上がって確かめているか
信頼できる業者は、見積もりの前に屋根の状態を確かめ、写真で説明してくれます。ドローンや高所カメラで撮影する業者もあります。写真を見せずに「すぐ直さないと危ない」とだけ言う業者には注意が必要です。
4. 保証の内容が書面になっているか
確かめたいのは次の3つです。
- 工事の保証:雨漏りなどの施工の不具合を、何年まで直してくれるか
- 屋根材のメーカー保証:製品そのものの保証があるか
- 点検:工事のあとに、定期的な点検をしてくれるか
口頭の約束ではなく、保証書や契約書に書いてもらいましょう。
5. 避けたほうがいい業者の特徴
- 突然訪ねてきて「屋根が壊れている」と言う:点検商法と呼ばれる手口です。詳しくは「屋根の点検商法」の記事で説明しています
- その日のうちの契約を迫る:「今日決めれば安くする」と急がせる業者は避けましょう
- 「火災保険で無料で直せる」と強調する:保険金が出るかどうかを決めるのは保険会社です。業者が「必ず出る」と言える立場にはありません
- 許可番号や会社の所在地を言わない
よくある質問
Q. 屋根工事は、屋根の専門業者と工務店のどちらに頼めばいいですか? A. 屋根だけの修理なら、屋根工事業の許可を持つ専門業者に直接頼むと、中間の費用がかからないことが多いです。外壁や内装も一緒に直すなら、まとめて請け負える工務店やリフォーム会社が向いています。
Q. 見積もりは何社から取ればいいですか? A. 2〜3社が目安です。条件をそろえて比べられる数にとどめると、判断しやすくなります。